オルガテック東京2025東レ様ブース

HINODEは常日頃からお客様と一緒に技術の探求と、新たな表現の可能性を追求し続けています。

今回お届けするのは、東レ株式会社様の最先端の繊維技術によって生まれた高感度・高機能スエード調人工皮革『Ultrasuede®for wallcovering(ウルトラスエードフォーウォールカバーリング)』と、HINODEのデザインパネル『Dimple Shade(ディンプルシェード)』のコラボレーションです。

オルガテック東京2025に向け製作されたデザインパネル。その製作中のエピソードから展示ブースの様子までご紹介します。

『UMERU』から着想を得て生まれたコラボレーション

きっかけは昨年の10月にHINODEが発表した立体的な壁面装飾『UMERU』でした。

異素材のパーツを埋めるという新たな試みをご覧になったご担当者様から「東レの生地とHINODEのパネルで何かできないか?」と、ご相談いただいたことが始まりでした。

その後、東京ショールームにお越しいただきお打ち合わせがスタートしました。

『UMERU』発表の様子は以下の記事でご覧いただけます。

「異素材を貼る」という新たな挑戦

サンプルとマテリアルボード
サンプルとマテリアルボード

ご担当者様よりマテリアルボードが届きました。

今年の6月に開催された、国内最大級のインテリア展示会オルガテック東京2025での展示に向け、東レ株式会社様とHINODEで仕様検討を重ねました。

「前回よりサイズを大きくして、木製品と組み合わせたい」

「木材パーツは出来る限り細くしたい」

昨年のオルガテック東京2024でも東レ株式会社様のブースにUltrasuede®を貼ったDimple Shadeを展示いただきました。しかし、今回は生地の上に木材を貼るという初めての挑戦です。

新たなことに挑戦される姿勢、丁寧で想いが伝わるマテリアルボード。どんなカタチになるだろうかと私たちもワクワクしながらスタートしました。

オルガテック東京2025サンプル
左:試作品 生地が浮き出している 右:半円の木パーツ

木材は細くすればするほどその性質上どうしても反ってしまいます。反りが出ないよう試作を繰り返し5mmまで調整することができました。

木材パーツは生地から剥がれないように丸棒ではなく、接着面を多くするために半円棒を使用しました。

また、生地に木材を貼るという初の試みにも苦戦しました。

パネルの凹凸に沿ってピッタリと生地を貼ると、後に接着剤が乾燥したことで生地が引っ張られ若干浮き出します。

Dimple Shadeウルトラスエード仕上げ
完成品

生地が引っ張られること計算し、生地に余裕を持たせる微調整を行い改善しました。

こうして試作を繰り返し製品が完成しました。

「触れて驚く質感」オルガテック東京2025来場者の声

オルガテック東京2025 東レ様ブース
オルガテック東京2025 東レ Ultrasuede®様のブース

オルガテック東京2025は6月3日(火)~5日(木)に開催されました。

ナチュラルな雰囲気で色味が統一された東レ Ultrasuede®様のブース。多くの方が足を止めていました。

オルガテック東京2025 東レ様ブースDimple Shade展示

木製フレームに納められ、照明により立体感が生み出されたDimple Shade。

「触れてみると質感がとても良かった」

「高級感がある」

「ホテルのベッドヘッドに使用したい」

ご来場者様からはそんなお声をいただきました。

オルガテック東京2025 東レ様ブースDimple Shade展示

一見すると柔らかそうなイメージのパネル。

実際に触れてみると生地の滑らかさの下にDimple Shadeの硬質さが感じられます。

そのギャップに驚かれる方もいらっしゃいました。

見て、触れて、体験できるアートのような展示にご来場者様も喜ばれていたようです。

東レ株式会社様とのパートナーシップ

いつも新しい展開を追求している東レ株式会社様とのコラボレーションならではの製品となりました。

これまではデザインパネルに生地を貼るだけでしたが、今回の展示で新しいデザインが生み出され、HINODEの技術でその想いをカタチにするお手伝いをできたことに嬉しく思います。

HINODEはこれからもお客様の多様なニーズにお応えするため、そして空間デザインの新たな可能性を追求するために挑戦を続けて参ります。

Ultrasuede®を使った特別な仕上げで空間を演出してみませんか?

ぜひお気軽にご相談ください。

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