JOURNAL3Dプリンターを使った特大造形の作り方
イベント会場やテーマパークなどで、私たちの身長より大きな立体造形を目にしたことはありませんか?
あんなに大きな造形をどうやって作っているのでしょうか。
作り方は様々ですが、FRPで特注の型を作って製作することが一般的です。
一方で、日の出工芸では型を作らず、3Dプリンターを使って製作しています。
今回は巨大な造形を3Dプリンターでどのように形にするのか、そして、そのメリットをご紹介いたします。
特大造形の製作手順
過去に納入した「LACOSTE Harajuku」様の事例をもとにご説明いたします。
全長サイズ:幅3500mm、高さ2116mm
1.3Dプリンターで出力
今回はプリンターの最大出力サイズを超える大きさのため、4分割して出力しました。
上の画像はしっぽ部分の出力が終わったところです。
2.FRPを貼る
補強のため、FRPを3層に巻き込みました。
3.4つのパーツを接合
ベースの金物と合わせながら、1つの造形に接合していきました。
完成した造形は、チャーター便にて現地までお送りしました。
今回、仕上げの塗装は現地の塗装業者様にご対応いただきました。
特大造形を3Dプリンターで製作するメリット
専用の型を作って製作するFRP造形に比べ、3Dプリンターは型制作の手間やコストがかからない分、安価に、短納期で納めることができます。※1
また弊社では細かな部分もお客様と相談しながら進めるため、製作途中での調整も対応いたします。
近年では3Dプリンター製の住居が登場するなど、注目度の高い造形方法です。今後はFRPに並び3Dプリンター製の造形も主流になってくるのではないでしょうか。
ご興味がある方は、まずはお気軽にご相談ください。
※1 ご希望の仕様によってはFRPと大差ない場合もございます。