JOURNALUMERU製作工程を公開 ~加工・研磨編~

この度、HINODEはBAMBOO EXPO24へ出展し、新たな壁面表現UMERU(うめる)を展示いたします。
光の当たり方で様々な表情を見せるハイエンドなプロダクトは、NC工作機械と職人の手作業による丁寧な仕上げによって生み出されます。
今回は、その美しい曲面やディティールを支える「加工・研磨」に焦点を当て、UMERUがどのようにして誕生するのかを詳しくご紹介します。
NC工作機械による精密な機械加工

まずは社内の設計担当が仕様図を作成します。
その仕様図をもとに機械オペレーターが加工用データを作成します。

データ作成が終わったら加工を開始します。
HINODEは製品に応じて様々な刃物を用意しています。機械オペレーターが仕様図をもとに加工に最適な刃物を選択します。
軸に設置した刃物が回転し、材表面の加工、凹部分の加工や3D加工を行います。数値制御された動きで正確に切削していきます。
粗研ぎ、職人の手による仕上げの始まり

NC工作機械での加工が終わったパネルには必ず粗研ぎを行います。
なぜなら、機械加工しただけではパネルに刃物が通った跡や細かな傷が残ってしまうからです。


広い面はサンダーで、細かな箇所は全て手作業で粗研ぎをします。

このように機械加工による刃物跡を消してからシーラー処理を行います。
シーラー処理、パテ埋めと繰り返される研磨

粗研ぎ後のパネルは塗料の密着度を高めるシーラーに浸け乾燥させます。
乾燥後はパテ埋めと研磨を行います。

ライトを当てながらピンホールや欠けがあればひとつひとつパテで補修します。
粗研ぎだけでは線状の研磨傷が残ります。さらに滑らかになるまでサンドペーパーを変え、複数回の研磨で完全に跡を消していきます。

複数回の研磨を経て、パネルはつるりとした陶器のように滑らかな状態に仕上がります。
研磨作業後は次の工程として塗装やパーツ取り付けの作業に移ります。
UMERUを見て、触れて、体感できるBAMBOO EXPO24
加工から研磨まで、UMERUの製作工程を詳しくご紹介しましたが、いかがでしたか?
NC工作機械での加工と、職人の手によって丁寧に研磨されたパネル。これらの手作業による丁寧な仕上げによって、UMERUは唯一無二のハイエンドなプロダクトとして完成します。
続きの製作工程(塗装・パーツ取り付け編)は次回の更新でお届けいたします!
今回ご紹介したUMERUは12月に開催されるBAMBOO EXPO24で展示いたします。ぜひ、実際に見て、触れて、その仕上がりの素晴らしさを体感してください。


