【納入事例】複雑な加工や難しい素材でも思い描く形に メルマガ Vol.038
今回は東京都中央区にある、西本Wismettacホールディングス株式会社様のオフィスに
納入させていただきましたBrand Wall(ブランドウォール)の事例について
ご紹介いたします。
「食」を通して世界中に幸せと喜びを届ける
西本Wismettacホールディングス株式会社様は、
『世界の食産業の改革をリードするグローバルカンパニー』として、
3つの事業を柱に、世界中のさまざまな国と地域に展開されていらっしゃいます。
そのひとつが、日本食をはじめとしたアジアの食品や食材などを、
欧米やアジアなど世界各国の飲食店や小売店に販売する事業です。
その他にも、農水産商社事業やアメニティ&小売事業など、
食にかかわるさまざまな事業を展開されていらっしゃいます。
特に米国では、約8,400点にもおよぶアイテムを販売しており、
中でもプライベートブランドである「Shirakiku® 」は
2021年で商標登録から100年目を迎える老舗ブランドであり、
米国の人々からは信頼の証として長く愛され続けています。
企業の想いや「らしさ」を、こだわりを持って「カタチ」作る
今回の案件は、プロジェクトマネージャーであるお客様を通して、
御施主様の本社オフィス内に、
「グローバル企業として、世界中のさまざまな場所に拠点があることを示せるような
世界地図のアートウォールを製作したい」
とご相談いただいたことがきっかけで実現いたしました。
ブランドイメージを強く印象づけるものであることから、
質感と地図の精度には強いこだわりを持っていらっしゃいました。
ワークスタイルデザインやオフィスの設計プロデュースなどの事業を展開される
お客様もまた、その想いに真剣に向き合い、
企業らしさをカタチにすることを強く意識されている企業様です。
その理念は僭越ながら、陰影や空間を駆使して、
見るものにブランドストーリーを静かに、かつ印象深く伝える
弊社のBrand Wallと共通する部分があると感じております。
素材の可能性をモックアップ製作にてご提案
私達はまず、ご相談いただいたものが実現できるかどうか、
上記写真のような世界地図をイメージできる製品の写真をお見せしながら、
御施主様の想いをヒアリングさせていただき、
無機質系人造木材板 (不燃材)とタモ材を使ったモックアップを製作し、
ご提案させていただきました。
「素材は木材で」とご要望いただいておりましたが、
木材には反りや伸縮が出る恐れがあるため、サンプルを製作・検証した上で、
「世界地図の細部にわたる精度」を忠実に再現するため、
より反りが起きない無機質系人造木材板 (不燃材)もご提案させていただきました。
ご検討いただいた結果、木本来の木目を活かしたいというご要望のもと、
木材を使用することになりました。
地図全体で見た時に木目を横に揃えることや、国境のラインの深さ、
各国のパーツの大きさ等にも配慮して製作を進めました。
複雑かつ繊細な表現も試行錯誤でベストな形に
製作では設計チームと共に、反りなど木材ならではの懸念点を考慮しながらも、
どこまで忠実に表現できるか何度も試行錯誤を重ねました。
こだわりの一つである国境線はもちろん、複雑な海岸線についても、
刃物の形状や海岸線のラインなどを何パターンも検証。
その結果、赤枠内に囲まれたピンク線箇所が、実際の加工可能なラインとなりました。
※実際の製品(図面部分)
また再現性を高めるために、国ひとつひとつの大きさを微妙に調整しながら
全体のバランスを検討していきました。
こうして何度も試作を重ねた結果、再現性や精度の高さを維持しながら、
製品として美しさを保った世界地図が生まれ、
御施主様にもご納得いただける素晴らしいBrand Wallを納品することができました。
お客様からも「とても良い」と評価いただき、
設計チーム共々、お客様のBrand Wallを通して、
ブランドコミュニケーションに繋げることができたことを
嬉しく感じております。
今回のように弊社では、木材など扱いが難しい素材でも、
繊細な表現を生み出すことが可能です。
また陰影、空間を最大限に活用し、企業のブランドのイメージや想い、
言語化できないものを表現できる商品「Brand Wall」を通して、
お客様のブランドコミュニケーションをサポートいたします。
素材や技術面で、表現したい想いを伝えることが難しいとお悩みの場合は、
ぜひ弊社にご相談ください。
今回のように、
お客様の想いやブランドイメージを表現できる製品を創り出せたことは、
弊社にとって大きな喜びであり、
案件を通じ、勉強させていただくことができました。
今後もこだわりを持ったお手伝いをさせていただければと思います。
何かお困りの際は、いつでもお気軽にご相談ください。
物件名:西本Wismettacホールディングス株式会社
設計:株式会社ベネフィットライン
【コラム:日の出工芸の"ブランドウォール"ってなに?】
今回の納入事例のように、企業様らしさを表現したパネルを
弊社では"Brand Wall(ブランドウォール)"と名付けました。
弊社の豊富な製品を用いて、光と影、ときに空間を駆使して五感に訴えかけ、
より深いブランドイメージを確立させます。
...ちょっと堅苦しくてイメージがつかめないかもしれませんね。
そこで弊社社員の考える「ブランドウォール」とは何か、
またその想いを、少しかみ砕いてご紹介します。
今回は営業チームに聞いてみました!
このようにブランドウォールの定義は幅広いですが、私たちが共通して抱いているのは
「お客様らしさを最大限に引き出した空間を、共に創り上げたい!」という想いです。
「ブランドらしさを表現したいけど、どうアプローチしたらいいかわからない...」
「一味違う表現はないかな...」など、お困りの際は一度ご相談ください!
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